日立のビッグドラム、12kgモデルを選ぼうとして
BD-SVX120PとBD-SV120Mで迷っていませんか。
洗濯12kg・乾燥6kg。
容量も運転音も同じです。
スペック表を並べても、ほとんどの項目が一致します。
いちばん大きな違いは乾燥のしくみです。
そしてその違いが、毎回の時間と光熱費をはっきり変えます。
ただし違いはそこだけではありません。
洗浄方式・脱水・シワ取り機能・コース構成にも差があります。
しかもSV120Mにしかない機能もあります。順番に見ていきます。
先に結論から。
- 発売時期が違います
BD-SVX120P:2026年9月発売
BD-SV120M:2025年9月発売 - いちばん大きな違いは乾燥方式
BD-SVX120P:ヒートポンプ式
BD-SV120M:低温ヒート式(水冷除湿)
洗浄方式やシワ取り機能などにも違いがあります - 洗濯物6kgを洗濯から乾燥まで1回まわすと
BD-SVX120P:約85分・約47円
BD-SV120M:約98分・約71円
※電気31円/kWh・水道0.262円/Lで計算(日立の目安単価) - 1回あたり約24円の差。毎日まわすと年およそ8,700円
- 洗濯だけなら、消費電力量(78Wh)と使用水量(88L)は同じ
BD-SVX120P | BD-SV120M | |
|---|---|---|
| 発売 | 2026年9月 | 2025年9月 |
| 乾燥方式 | ヒートポンプ式 | 低温ヒート式 |
| 洗濯〜乾燥 の時間 | 約85分 | 約98分 |
| 1回の 電気代 | 約31円 | 約49円 |
| 1回の 水道代 | 約17円 | 約23円 |
| 1回の合計 | 約47円 | 約71円 |
ひとつずつ、日立公式の数字で見ていきます。
いちばん大きな違いは「乾燥方式」
まず全体像です。
日立公式の仕様から、差がある項目を抜き出しました。
| 項目 | BD-SVX120P | BD-SV120M |
|---|---|---|
| 発売 | 2026年9月中旬 | 2025年9月中旬 |
| 乾燥方式 | らくはや風アイロン (ヒートポンプ式) | 風アイロン (低温ヒート式) |
| 除湿方式 | ヒートポンプ式 | 水冷除湿 |
| 洗濯〜乾燥 の目安時間 | 約85分 | 約98分 |
| 洗濯〜乾燥 の消費電力量 | 約990Wh | 約1,570Wh |
| 洗濯〜乾燥 の使用水量 | 約64L | 約86L |
| 省エネコース | 約170分 約600Wh | なし |
| 質量 | 約91kg | 約81kg |
| 外形寸法 | 幅630×奥行720 ×高さ1,065mm | 幅638×奥行716 ×高さ1,065mm |
| 価格 ※1 | 32万円〜 | 20万円〜 |
※1:2026年9月時点
発売時期が違います
まず押さえておきたいのが世代の差です。
BD-SV120Mは2025年9月中旬発売。
日立が2025年8月5日に発表したモデルです。
BD-SVX120Pは2026年9月中旬発売。
日立が2026年7月29日に発表したモデルで、SV120Mの1年後にあたります。
型落ちを安く買うか、最新を買うか。
ここも判断材料になります。
ただし容量も運転音も同じなので、
世代が新しいから全部が上、というわけではありません。
ヒートポンプ式と低温ヒート式は何が違う?
どちらも「乾かす」ことは同じです。
違うのは湿気の取り方です。
低温ヒート式(BD-SV120M)は、水を使って湿気を冷やして取り除きます。
これが「水冷除湿」です。
乾燥しているあいだ、ずっと水道水が流れています。
ヒートポンプ式(BD-SVX120P)は、水を使わずに湿気を取ります。
エアコンの除湿と同じしくみです。
熱を捨てずに使い回すので、電気も少なく済みます。

「乾燥で水を使う」と聞いて、最初は意味が分かりませんでした。
でも水量の差を見ると納得します。
乾燥1回で22L多いんです。
洗濯〜乾燥の時間:約85分 と 約98分
標準コースで洗濯から乾燥まで回したときの目安です。
| 洗濯〜乾燥の目安時間 | |
|---|---|
| BD-SVX120P | 約85分 |
| BD-SV120M | 約98分 |
差は13分。
1回だけなら誤差の範囲かもしれません。
ただ、毎日回すと年間で約79時間です。
夜に回して朝に取り出す使い方なら気になりませんが、
日中に何回も回したい家庭では差が出ます。
なおSVX120Pには省エネコースもあります。
こちらは約170分かかるかわりに、電気は約600Whまで下がります。
時間に余裕がある日はこちらが使えます。
1回あたりの電気代:約31円 と 約49円
洗濯〜乾燥を1回まわしたときの消費電力量です。
| 消費電力量 | 電気代 | |
|---|---|---|
| BD-SVX120P | 約990Wh | 約31円 |
| BD-SV120M | 約1,570Wh | 約49円 |
| SVX120Pの 省エネコース | 約600Wh | 約19円 |
約580Whの差。
SV120Mのほうが約1.6倍です。
ここが乾燥方式のいちばん大きな差になります。
金額にするといくらか。
あとで前提条件つきで計算します。
1回あたりの水道代:約17円 と 約23円
洗濯〜乾燥での使用水量です。
| 使用水量 | 水道代 | |
|---|---|---|
| BD-SVX120P | 約64L | 約17円 |
| BD-SV120M | 約86L | 約23円 |
差は22Lです。
2Lのペットボトル11本分が、乾燥のたびに増える計算になります。
洗濯だけなら、水量は両機種とも88Lで同じです。
差がつくのは乾燥を使ったときだけ。
つまり乾燥をどれだけ使うかで、この機種選びの答えが変わります。
本体の大きさと重さ
BD-SVX120P | BD-SV120M | |
|---|---|---|
| 幅 | 630mm | 638mm |
| 奥行 | 720mm | 716mm |
| 高さ | 1,065mm | 1,065mm |
| 質量 | 約91kg | 約81kg |
幅はSVX120Pが8mm細く、奥行は4mm深い。
高さは同じです。
気にしたいのは質量が10kg違うことです。
ヒートポンプの機構が入るぶん重くなります。
設置場所の床や、搬入経路の階段が心配なときは
購入前に販売店へ相談しておくと安心です。
乾燥以外にもある違い
乾燥方式ばかり書いてきましたが、
日立公式の仕様を突き合わせると差がある項目は20か所ありました。
買う前に知っておきたいものをまとめます。
BD-SVX120P | BD-SV120M | |
|---|---|---|
| 洗浄方式 | [衣類長もち] 高濃度洗浄 | ナイアガラ洗浄 |
| シワ取り | シワシャキコース (30分) | スチームアイロンコース (15分・30分) |
| 脱水 | ほぐし脱水 | ほぐし脱水 +温風ほぐし脱水 |
| 清潔コース | らくメンテ洗浄ほか | らくメンテ洗浄ほか +花粉コース |
| 乾燥コース | 省エネ・シワシャキ ほか | 静止乾燥・スチームアイロン ほか |
| 排水ホース (左出し/右出し) | 56/91cm | 88/58cm |
ここで気づいてほしいのが、新しいSVX120Pにない機能があることです。
スチームアイロン・温風ほぐし脱水・花粉コース・静止乾燥は、SV120Mにしかありません。
新しいほうが全部上、というわけではないんです。
これらを使いたい方は、あえてSV120Mを選ぶ理由になります。
また排水ホースの長さが左右で逆です。
設置場所の排水口が右か左かで、届かないことがあります。
ここは購入前に確認してください。
変わらないところ
違いばかり書いてきましたが、
そろっている部分も多くあります。
容量・洗濯時の電気と水は同じ
洗濯・脱水容量はどちらも12kg。
洗濯〜乾燥の容量もどちらも6kgです。
「上位モデルのほうがたくさん入る」ということはありません。
入る量で選ぶ必要はない、ということです。
洗濯だけを使うときの消費電力量78Wh・使用水量88Lも同じです。
ただし洗濯時間は34分(SVX120P)と35分(SV120M)で1分違います。
運転音も同じ(34/37/49dB)
洗い34dB・脱水37dB・乾燥49dB。
両機種まったく同じ数字です。
「ヒートポンプのほうが静か」と思われがちですが、
日立公式のスペック上は差がありません。
夜に回したい方も、音で選び分ける必要はなさそうです。
1年使うとどれくらい差が出る?
電気と水の差を、金額にしてみます。
先に前提条件を出しておきます。
- 消費電力量・使用水量は日立公式の「洗濯〜乾燥(標準コース)」の値
- 電気料金は1kWhあたり31円で計算
- 水道料金は1Lあたり0.262円(上下水道262円/m³)で計算
※日立がランニングコストの算出に使っている目安単価です(水道137円+下水125円/2025年7月時点)。地域差があるので、お住まいの料金表でもご確認ください - 洗剤代・本体価格は含みません
計算式はこうなります。
BD-SVX120P | BD-SV120M | |
|---|---|---|
| 電気代 | 0.99kWh×31円 =30.69円 | 1.57kWh×31円 =48.67円 |
| 水道代 | 64L×0.262円 =16.77円 | 86L×0.262円 =22.53円 |
| 1回あたり合計 | 約47円 | 約71円 |
1回あたりの差は約24円。
これを回数で伸ばすと、こうなります。
| 使い方 | BD-SVX120P | BD-SV120M | 年間の差 |
|---|---|---|---|
| 毎日 (365回/年) | 約17,300円 | 約26,000円 | 約8,700円 |
| 週3回 (156回/年) | 約7,400円 | 約11,100円 | 約3,700円 |
毎日乾燥まで回す家庭なら、年およそ8,700円の差。
10年使えば8万円以上になります。
一方で週3回なら年3,700円ほど。
本体価格の差のほうが大きくなる可能性もあります。

「電気代が安い」だけで決めないほうがいいと思っています。
本体価格の差が何年で回収できるか、そこまで見ると迷いません。
型番の「L」「R」は何?左開き・右開きの選び方
通販サイトを見ると、型番の末尾にLやRが付いています。
- L=左開き(ドアが左側に開く)
- R=右開き(ドアが右側に開く)
たとえば「BD-SVX120PL-W」なら、
SVX120Pの左開き・ホワイトという意味です。
基本は壁がある側にドアが開くタイプを選びます。
正面から見て右に壁があるなら右開き(R)、左に壁があるなら左開き(L)です。
開いたドアが壁側へ逃げるので、
出し入れする正面が空きます。
逆にすると、開いたドアが自分の立ち位置をふさいでしまいます。
ただし、通路や洗面台の位置によっては当てはまらないこともあります。
実際の設置場所で、ドアが開く軌跡を確認してください。
型番だけで検索すると、目的の商品にたどり着けないことがあります。
「BD-SVX120P」で検索すると糸くずフィルターなどの部品が上位に出ますし、
「BD-SV120M」で検索するとひとつ前のBD-SV120Kが先に出てきます。
L/Rまで入れて検索してください。
検索するときも、L/Rまで入れたほうが目的の商品にたどり着けます。
型番だけだと、フィルターなどの部品が混ざって出てきます。
旧モデルのBD-SV120K・BD-SV120Jは今も買える?
ひとつ前のK、その前のJ。
どちらも乾燥方式はBD-SV120Mと同じ低温ヒート式です。
洗濯〜乾燥は約98分・約1,570Wh・約86L。
K・M間で、この3つの数字は変わっていません。
型落ちを安く買えるなら、十分に選択肢になります。
在庫は少しずつ減っています。
探すときはL/R付きの型番(BD-SV120KL など)で検索してください。
型番だけでは、ほとんど出てきません。
どちらを選べばいい?
- 乾燥まで毎日まわす(年8,700円ほどの差が効いてくる)
- 乾燥の時間を短くしたい(85分と98分)
- 水道代も抑えたい(1回22L少ない)
- 洗濯〜乾燥の省エネコース(約600Wh)も使いたい
- 洗濯がメインで、乾燥はたまに
(洗濯だけなら性能はほぼ同じ) - 初期費用を抑えたい
- スチームアイロン・温風ほぐし脱水・花粉コースを使いたい(SVX120Pにはありません)
- 搬入経路が狭く、10kg軽いほうが安心
迷ったときの判断軸はひとつです。
乾燥を毎日使うかどうか。
ここだけ決まれば、答えは自然に出ます。
まとめ:乾燥ならSVX120、価格ならSV120M
BD-SVX120PとBD-SV120Mを、日立公式の数字で比べました。
- 発売時期が違います
BD-SVX120P:2026年9月発売
BD-SV120M:2025年9月発売 - いちばん大きな違いは乾燥方式
BD-SVX120P:ヒートポンプ式
BD-SV120M:低温ヒート式(水冷除湿)
洗浄方式やシワ取り機能などにも違いがあります - 洗濯物6kgを洗濯から乾燥まで1回まわすと
BD-SVX120P:約85分・約47円
BD-SV120M:約98分・約71円
※電気31円/kWh・水道0.262円/Lで計算(日立の目安単価) - 1回あたり約24円の差。毎日まわすと年およそ8,700円
- 洗濯だけなら、消費電力量(78Wh)と使用水量(88L)は同じ
乾燥をどれだけ使うか。
そこさえ決まれば、迷わず選べます。



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