「なんか臭う・・?」
洗濯機で乾燥したあと、脱衣所に広がるイヤな臭い。
まるで下水のような、硫黄のようなツンとしたニオイ…。
以前、私も同じ悩みを抱えていました。
日立製のドラム式洗濯乾燥機を5年間使っていましたが、
乾燥運転後に、排水口から漂う異臭にずっと苦しんできました。

掃除してるのになんで??
フィルタも手入れしてるのに・・
そう思いながら試行錯誤した結果、
いくつかの対策で臭いを抑えられることがわかりました。
この記事では、 すぐに試せる即効性のある対処法 と
ニオイを根本から防ぐ継続的な対処法 をご紹介します。
先に結論から。
即効性のある対処法
・排水口に水を注ぐ
・パイプクリーナーで排水口を掃除する
継続的な対処法
・我が家の場合、洗濯機と乾燥機を別々にすることに
洗濯機の排水口が臭う!理由を解説
ドラム式洗濯乾燥機を使っていると、
乾燥運転後に脱衣所に 下水のような臭い が充満することがあります。
では、なぜ乾燥後に排水口が臭うのでしょうか?
その原因を詳しく解説します。
排水口の中の構造
洗濯機のホースがつながる排水口の先には、排水トラップ があり、
水が溜まる仕組みになっています。
この水が 下水の臭いを防ぐ役割 を果たしています。
しかし、乾燥運転をすると洗濯機から温風が排水口へ流れ込み、
排水トラップの水が蒸発 してしまいます。
その結果、下水の臭いが逆流する のが、乾燥後の悪臭の主な原因です。
【排水トラップの種類】洗濯機
洗濯機では、主に2種類の排水トラップが使われています。
洗濯機で使われる排水トラップの種類
引用元:https://news.mynavi.jp/mizu-trouble/column/drain-pipe/14712/
- 床直結のトラップ(Sトラップ)
- 防水パン使用のトラップ(逆わんトラップ )
使用による汚れの蓄積
毎日洗濯機を使っていると、
排水ホースや排水トラップには 洗剤カス、皮脂汚れ、カビ などが蓄積していきます。
特に、洗濯洗剤や柔軟剤の 成分がこびりつき、
それが雑菌の温床となってしまいます。
この汚れが悪臭の原因となるだけでなく、
乾燥運転時の熱と湿気によって雑菌がさらに繁殖し、
より強烈な臭い へとつながるのです。
排水口の臭い対策法
乾燥運転後の嫌な臭い、できるだけ早く消したいですよね。
次の2つの対策を実行すれば 即効性があり、臭いを抑える ことができます。
排水口に水を足す
乾燥後の排水口の臭いを抑えるために、まず 手軽に試せる方法 として
「排水口に水を足す」ことを実践しました。
「え、水を足すだけで臭いがなくなるの?」と思うかもしれませんが、
実は これが即効性のある対策 なんです!
なぜ水を足すと臭いが軽減するのか?
先ほど説明したように、排水口には 排水トラップ という仕組みがあり、
そこに 封水(ふうすい) という水がたまることで、
下水の臭いが上がってこないようになっています。
しかし、 乾燥運転をするとこの封水が蒸発してしまい、
臭いが逆流する ことがあるんです。
つまり、 水を足して封水を復活させれば、
排水口のバリア機能が回復し、臭いが上がってこなくなる というわけです。
具体的な方法
やり方はとても簡単で、
乾燥運転が終わったあとに排水口にコップ1〜2杯の水を注ぐだけ です。
手順
- 乾燥運転が終わったら、まず排水口の状態をチェック
- もし水が少なくなっていたり、排水口が乾いていたら、
封水が蒸発している可能性大!
- もし水が少なくなっていたり、排水口が乾いていたら、
- 排水口に水を注ぐ(コップ1〜2杯が目安)
- 水道水でOK!
- 排水トラップの奥まで水を行き渡らせるイメージで流し込む
- 既に充満している臭いを外に出すため、換気扇を回す
- しばらく待ち、臭いが軽減されるか確認
試した結果と効果
実際にこの方法を試したところ、 すぐに臭いが軽減されました!
特に、排水口の奥から感じていた ツンとした下水臭さ が明らかに少なくなり、
脱衣所に広がる嫌な臭いも落ち着きました。
この方法のメリットと注意点
✅ メリット
- とにかく手軽! 水を足すだけ
- すぐに効果が出る(即効性がある)
- 特別な道具や洗剤がいらない
⚠ 注意点
- あくまで 一時的な対策 なので、臭いの根本原因を解決するわけではない
- 排水トラップや排水口に汚れが溜まっている場合、
水を足すだけでは効果が薄い
排水口の掃除をする
市販のパイプクリーナーを排水口に注ぎ、汚れを分解します。
さらに、排水トラップを外し、使わなくなった歯ブラシなどでこすり洗いしましょう。
汚れや水垢、雑菌がたまりやすい場所なので、定期的に掃除すると悪臭を防げます。

市販のパイプクリーナーで汚れを分解する
準備するもの
- 市販のパイプクリーナー(液体・ジェルタイプなど)
- ゴム手袋
手順
- 排水口にパイプクリーナーを規定量注ぐ。
- 説明書に従い、10〜30分ほど放置する。
- たっぷりの水を流して、溶けた汚れを洗い流す。
排水トラップを外して手洗いする
準備するもの
- 使い古しの歯ブラシやスポンジ
- 中性洗剤
- バケツ(トラップを浸け置きする場合)
手順
- 排水口のフタと排水トラップを外す。
- 使い古しの歯ブラシやスポンジに中性洗剤をつけ、汚れをこすり落とす。
- ぬめりやカビがひどい場合は、バケツにぬるま湯と中性洗剤を入れ、30分ほど浸け置きする。
- よく洗い流し、元の状態に戻す。
最終的な解決策:洗濯機と乾燥機を別々に!
排水口の臭い対策として 水を足す方法 や排水口の掃除を実践した我が家。
乾燥運転のたびに水を補充するのは正直かなり手間でした。
そこで、思い切って ドラム式洗濯乾燥機をやめ、
洗濯機と乾燥機を別々に設置 することにしました。
この変更から約2年が経ちますが、
排水口の臭いに悩まされることは一切なくなりました!
乾燥機が排水口を使わないため、水が蒸発せず、臭いの発生自体を防げるようになったのです。
「乾燥機能付きは便利だけど、臭いに悩むのはもう嫌!」という方は、洗濯機と乾燥機を分けるのも一つの解決策かもしれません。
洗濯機と乾燥機を別々にした経緯や使った感想を
レビューした記事はこちら。
まとめ:排水口の臭い対策には「水を足す」「掃除」が効果的!
この記事では、排水口の臭いを防ぐための即効性のある対策と、
継続的な対策 についてご紹介しました。
✅ 乾燥運転後は排水口に水を足す!
乾燥後に排水トラップの水が蒸発するのを防ぎ、臭いの逆流を防止。
✅ 定期的に排水口を掃除する
パイプユニッシュで 詰まりを解消 し、汚れや雑菌の蓄積を防ぐ。
さらに、排水トラップを外してしっかり洗う ことで、ぬめりやカビを除去し、臭いの発生を抑える。

✅ 排水の流れをスムーズに保つ
排水口の汚れを取り除くことで、排水の流れが改善し、水が溜まりにくくなる。
✅ 臭いを防ぐには継続的なメンテナンスが大切
「水を足す+掃除」を習慣にして、快適な洗濯環境を維持!
最終的に、我が家では 洗濯機と乾燥機を別々に設置 することで、
根本的に臭いの問題を解決しました。
日々の対策に加えて、ライフスタイルに合った方法を選ぶことが大切ですね。
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