食洗機を使いたいけれど、分岐水栓がつけられない…。
「もう食洗機は無理かな?」とあきらめていませんか?
実はまだ選択肢があります。
それが タンク式食洗機。

パナソニックの「NP-TSP1」なら、分岐水栓の工事なしで設置できます。
ただし気になるのが、毎回の「水入れ」。
「毎回水を入れるのって大変そう…」と不安に思う人も多いはず。
この記事では、NP-TSP1の基本スペックや、
タンク式ならではのメリット・デメリットに加えて、
最大のハードルになりがちな 水入れをラクにするアイディア を解説していきます。
- 本体サイズ
幅550mm ✕ 奥行き 341mm ✕ 高さ600mm - 扉開閉時サイズ
幅550mm ✕ 奥行き433mm ✕ 高さ712mm - 入れられる食器
4人分・24点 - タンク容量
9リットル - 予想される電気代
約33円 ※1
※1:汚れレベル2,運転時間[50Hz]・1kwhあたりの単価31円で試算

- キッチンの蛇口にホースがついているなら
- → そのままホースで給水!
- 蛇口にホースがない場合
- → コネクタを取り付ければホースが使えることも

- 何度も水を汲むのが面倒なら
- → 大きめの容器でまとめて水を汲む


このように工夫すれば、
タンク式の弱点である「水入れの手間」もかなり解消できます。
「工事不要で食洗機を導入したい」という方には、十分に検討する価値ありです。
パナソニック NP-TSP1 基本スペック

項目 | 内容 |
---|---|
本体サイズ(幅×奥行×高さ) 扉を開けたときのサイズ | 550 × 341 × 600 mm 550 × 433 × 712 mm |
重量 | 約19kg |
食器点数 容量 | 24点 36L |
標準使用水量※1 | 約9 L(タンク式) |
消費電力量※1 | 約670 Wh |
運転時間※1(約)<50 Hz/60 Hz> | 93分/88分 |
予想される電気代 ※2 | 約33円 |
※1: 汚れレベル2の場合 ※2:上記 消費電力量・運転時間[50Hz]・1kwhあたりの単価31円で試算
本体サイズと置き場所の目安
- 本体サイズ
幅550mm ✕ 奥行き 341mm ✕ 高さ600mm - 扉開閉時サイズ
幅550mm ✕ 奥行き433mm ✕ 高さ712mm
寸法図
引用:パナソニック公式ページ
NP-TSP1は、ドアの開閉に「リフトアップオープンドア」を採用しています。
これは、扉が前にせり出してから上方向に開く仕組みです。
そのため、設置する際は 前方の奥行き だけでなく、
扉を開けたときに必要になる上部の寸法 にも注意が必要です。
正面置き:「シンクとコンロの間」に置く場合
タテ置き:「シンクと壁面の間」に置く場合
シンクにせり出して置く場合
引用元:パナソニック公式ページ
入れられる食器点数
- 4人分・24点
- 茶碗4点・汁椀4点・コップ4点・小皿4点・中鉢4点・大皿4点・カトラリー類
- 容量:36リットル
分岐水栓が必要な大容量タイプと比べると収納力はやや少なめですが、
茶碗4点・汁椀4点・コップ4点・小皿4点・中鉢4点・大皿4点・カトラリー類までしっかり入ります。
一番食器を使うことが多いのはやはり夕食時。
その夕食後の食器一式(4人分)をまとめて洗える容量があるのは心強いポイントです。
茶碗4点・汁椀4点・コップ4点・小皿4点・中鉢4点・大皿4点・カトラリー類が入ります。
・セットの仕方や食器・調理器具類の形状により、入らない場合があります。
引用元:パナソニック公式ページ
使用水量
- 約9リットル
パナソニックのNP-TSP1のタンク容量は約9リットル。
付属している水入れ用の容器は 2リットルサイズ なので、
満水にするには 約4.5回くり返して注ぐ必要 があります。
毎度のことになるとちょっと面倒だなと思う方も多いはず。
水くみを少しでも楽にするアイディアも本文に記載しているので
最後まで読んでみてくださいね。
引用元:パナソニック公式ページ
- ドアを閉めて、電源を入れる
すべてのランプが点灯後、前回運転した内容が点灯します。運転に必要な水量がタンクにない場合は、給水ランプが点滅します。すべてのランプが点灯したままのときは、ドアが開いていますので閉め直してください。
- 給水口ふたを開けて、付属の給水カップでタンク給水口にゆっくりと水道水を注ぐ
- 「ピピッ」と3回鳴るまで給水し、給水ランプが消灯したら給水口ふたを閉める
運転時間と電気代
- 汚れレベル2の場合
- 運転時間:約1時間30分ほど
- 電気代 :約33円
項目 | 内容 |
---|---|
消費電力量※1 | 約670 Wh |
運転時間※1(約)<50 Hz/60 Hz> | 93分/88分 |
予想される電気代 ※2 | 約33円 |
※1: 汚れレベル2の場合 ※2:上記 消費電力量・運転時間[50Hz]想定で試算
「汚れレベル2って何?」と思う方もいるかもしれません。
NP-TSP1の取扱説明書によると、
汚れレベル2は“食後すぐに洗う場合”を想定した設定です。
普段の家庭での使い方なら、この汚れレベル2で十分対応できそうですね。
なお、取扱説明書には汚れレベル1~3の違いも記載されています。
以下に引用してご紹介します。
引用元:NP-TSP1取扱説明書
タンク式食洗機ならではのメリット・デメリット
分岐水栓が必要な食洗機と異なり、タンク式食洗機ならではの
メリット・デメリットを解説します。
メリット
- 工事不要 → 賃貸や分岐水栓不可の家でも導入可能
- 設置場所を選ばない → 水道直結不要だから柔軟
- 移動できる→キャスター付きの台に乗せれば、設置場所も自由
こちらのリール動画の冒頭にもあるように、
タンク式食洗機をキャスター付き台に乗せれば、移動も可能です。
移動できるのは、分岐水栓タイプにはないタンク式ならではのメリットです。
ただしNP-TSP1は 本体だけで約19kg、さらに タンクに水9L、
そこに 食器を入れると総重量は40kgを超えることもあります。
もしキャスター付きの台に載せて移動させるなら、
耐荷重をしっかり確認して選ぶことが大切です。
デメリット
- 分岐水栓型の食洗機に比べると、入れられる食器の数が少ない
- 毎回の水入れに手間がかかる
パナソニックには、分岐水栓が必要な大容量モデルも3機種ほどあり、
それらは 食器48点 を一度に入れられます。
それと比べると、NP-TSP1はどうしても容量が少なめです。
さらに、タンク式の最大のデメリットともいえるのが 毎回の水入れ。
タンク容量が9リットルあるため、思った以上に「水を入れる作業」が負担に感じることもあります。
そこで次の章では、
タンクへの給水を少しでもラクにするアイディア をご紹介します。
タンク式食洗機 給水を楽にする方法 3選
タンク式食洗機の給水を楽にする方法を3つご紹介します。
ホースでそのまま給水
キッチンの蛇口にホースが付いているなら、
ホースを伸ばしてそのまま給水できるのでとても便利です。
蛇口にホースがない場合
キッチンの蛇口にホースが付いていない場合でも、
蛇口の形によっては、コネクターをつけるとホースが取り付けられる場合があります。
以下のYoutube動画では、グリーンライフ コネクター シャワー付き蛇口コネクターを使って
キッチンの蛇口にホースをつなげる様子が詳しく解説されています。
ホースがつけられれば、
食洗機にそのまま給水することができるのでとても便利になりますね。

ただし、蛇口の形状によってはコネクターが合わない場合もあります。
購入前に、自宅の蛇口に取り付け可能かどうかを必ず確認しましょう。
引用元:SJC-03 シャワー付蛇口コネクター混合水栓用 取扱説明書
水を汲む容器を大きなものにする
NP-TSP1に付属している水入れ容器の容量は 2リットル。
タンクを満水(9リットル)にするには、
約4.5回 水を汲み入れる必要があります。
そこで便利なのが、容量の大きな容器を使う方法。
容器を大きくすれば、水を運ぶ回数を減らせるので手間がぐっと軽くなります。
3リットル容器の例
- 3Lなら、タンク満水まで 3回運べばOK
- 2L容器より少し重くなるが、無理なく扱えるサイズ感

5リットル容器の例
- 5Lなら、タンク満水まで 2回で完了
- 重さがあるので持ち運びはやや大変だが、回数は最小限で済む

まとめ:タンク式の弱点はアイディア次第で解決できる
今回は、パナソニックのタンク式食洗機 NP-TSP1 の基本スペックと、
タンク式ならではのメリット・デメリット、
そして最大のデメリットになりがちな
水くみの手間をラクにするアイディア をご紹介しました。
工事不要で導入できる手軽さは大きな魅力。
水入れの工夫さえできれば、
毎日の食器洗いをしっかりサポートしてくれる頼もしい存在になります。
項目 | 内容 |
---|---|
本体サイズ(幅×奥行×高さ) 扉を開けたときのサイズ | 550 × 341 × 600 mm 550 × 433 × 712 mm |
重量 | 約19kg |
食器点数 容量 | 24点 36L |
標準使用水量※1 | 約9 L(タンク式) |
消費電力量※1 | 約670 Wh |
運転時間※1(約)<50 Hz/60 Hz> | 93分/88分 |
予想される電気代 ※2 | 約33円 |
※1: 汚れレベル2の場合 ※2:上記 消費電力量・運転時間[50Hz]・1kwhあたりの単価31円で試算

- キッチンの蛇口にホースがついているなら
- → そのままホースで給水!
- 蛇口にホースがない場合
- → コネクタを取り付ければホースが使えることも

- 何度も水を汲むのが面倒なら
- → 大きめの容器でまとめて水を汲む


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