「パナソニックの食洗機、NP-TZ500とNP-TH5、どちらがいいのだろう?」
そう迷っていませんか?
どちらもパナソニックの上位モデルで、見た目もスペックもとてもよく似ています。
だからこそ、違いがわかりにくくて選ぶのが難しいですよね。
この記事では、同じ点と違う点を丁寧に比較しながら、
あなたのライフスタイルに合った1台を見つけるお手伝いをします。

我が家では、7年前に購入した「NP-TH1」を
毎日愛用中です!
実際の使用感をふまえながら、リアルな目線で解説していきます。
先に結論から。
- 毎回洗剤を計って入れるのが面倒 → 洗剤の自動投入機能が欲しい
- 「今日はどのコース?」と悩みたくない → おまかせで自動運転したい方
- 除菌やニオイ対策にもこだわりたい → ナノイーX送風で清潔に保ちたい方
- キッチン家電の見た目にも妥協したくない → 高級感のあるデザインが好きな方

機能も見た目も妥協したくない方に
おすすめです!

- 洗剤は自分で入れたい派 → シンプル操作で十分な方
- 洗浄コースは自分で選んで使い分けたい → 自分でしっかり設定したい方
- 軽く乾燥できればOK → 30分など短時間乾燥を使いたい方
- できるだけコストを抑えて購入したい → コスパ重視の方

「余計な機能はなくてもOK、基本性能がしっかりしていれば十分」
という方にぴったりです!

それぞれの項目を詳しく解説していきます。
「NP-TH5って前のモデルとどう違うの?」と思った方へ
→ 型落ちモデルNP-TH4との違いをまとめた記事はこちら
パナソニック食洗機 NP-TZ500とNP-TH5の共通スペック
NP-TZ500とNP-TH5の共通スペックについて解説します。
給水方式:分岐水栓
NP-TZ500とNP-TH5のどちらも、給水方式は分岐水栓タイプです。
これは、キッチンの蛇口に専用の水栓を取り付けて、水道から自動的に給水する方式のこと。
運転のたびにタンクに水を入れる必要がなく、
自動で給水してくれるが大きなメリットです。
また、分岐水栓は賃貸住宅でも原状回復ができれば設置OKな場合が多く、
実際に我が家(賃貸)でも問題なく使えています。
心配な場合は、事前に管理会社などに確認すると安心です。
なお、分岐水栓の種類はキッチンの蛇口によって異なるため、
事前に蛇口の型番を確認し、対応する分岐水栓を選ぶ必要があります。
詳しい選び方については、別記事で紹介していますので、
ぜひ参考にしてくださいね。
容量:食器の入る点数は40点!
容量は、50Lで、40点もの食器が入ります。
茶碗5点、汁椀5点、コップ6点、大皿5点、中鉢5点、中皿4点、小皿10点が入ります。
引用元:https://panasonic.jp/dish/feature/REGULAR/set.html
我が家では、7年前の機種NP-TH1を使用していますが、
家族4人分の食器が問題なく入ります。
電気代はどれくらい?AIエコナビで節電もできる
NP-TZ500とNP-TH5の電気代は、
1回の運転あたり約32〜35円前後とされています。
(標準コース使用時/パナソニック公表値より算出)
この金額はあくまで目安で、使用環境や季節によって前後する場合があります。
注目したいのは、両モデルに搭載されている「AIエコナビ」という省エネ機能。
これは、室温や水温をセンサーで検知して、最適な加熱・運転を行うことで、
無駄なエネルギーを抑えてくれる優れものです。
実際に、エコナビのON・OFFでどれくらい電気代が変わるのか、
公式データをもとにまとめたのが以下の表です。
エコナビ運転OFF (通常運転) | エコナビ運転ON (省エネ運転) | |
---|---|---|
消費電力量 | 約770wh | 約730wh |
運転時間 | 約88分 | 約84分 |
電気代 ※1 | 約35円 | 約32円 |
NP-TZ500は「汚れレベル2」~「汚れレベル4」のとき、NP-TH5は「汚れレベル2」のときに、水温や室温に合わせてAIエコナビ運転します。
※6 NP-TZ500、TH5:エコナビ運転した場合としない場合の比較で、消費電力量最大約5 %(5.0 %)削減、運転時間約4分短縮。NP-TZ500は液体洗剤自動投入OFF・「汚れレベル3」のとき、NP-TH5は「汚れレベル2」のとき。「80 ℃すすぎ」は設定しない。日本電機工業会自主基準に基づき、5人用40点の食器をセットし、水温20 ℃、室温25 ℃で測定。●エコナビ運転した場合:消費電力量約730 Wh、運転時間約84分(50 Hz)。●エコナビ運転しない場合:消費電力量約770 Wh、運転時間約88分(50 Hz)。これらは最大値であり、食器の量や汚れ、室温により効果は異なります。
引用元:https://panasonic.jp/dish/feature/REGULAR/eco.html
使用水量
パナソニックの食洗機(NP-TZ500/NP-TH5)は、
1回の運転で使う水の量はわずか約9.9リットル。
これは、標準コースでの使用時の目安です。
一方、食器を同じ量だけ手洗いした場合、
およそ75リットルもの水を使うと言われています。
つまり、1回あたり約65リットルもの節水ができるということ!
毎日のように使うものだからこそ、この差はとても大きく、水道代の節約にもつながります。
環境にもお財布にもやさしいのが、食洗機の魅力ですね。
5人分相当の食器*なら手洗いの約1/7※4の水で洗える
* 食器40点、小物20点(日本電機工業会自主基準による)
[手洗いの場合]
[NP-TZ500(液体洗剤自動投入OFF・汚れレベル3)の場合]
引用元:https://panasonic.jp/dish/debut.html#03
- NP-TH5・TA5は「汚れレベル2」の場合
本体サイズ

NP-TZ500とNP-TH5の本体サイズは、
どちらもまったく同じです。
- 幅:550mm
- 奥行き:344mm(ドアを開けたときは579mm)
- 高さ:598mm
設置場所を選ぶ際は、ドアを開けたときの奥行き(579mm)もしっかり考慮しておくのがポイント。
カウンターやシンク横など、置き場所に合うかどうかを事前に測っておくと安心ですよ。
80℃すすぎ・除菌
ふだんの手洗いで使う水の温度は、およそ20〜30℃前後。
これでは、こびりついた油汚れや、カレー・ミートソースなどの着色汚れを
しっかり落とすのはなかなか大変ですよね。
その点、パナソニックの食洗機(NP-TZ500/NP-TH5)には、
80℃のお湯ですすぐ高温すすぎ機能が搭載されています。
これは人の手では絶対に扱えない温度。
やけどの心配なく、食洗機だからこそ実現できる洗浄力です。
この高温ですすぐことで、
- ベタベタの油汚れもスルッと落ちる
- ニオイ残りを軽減
- 除菌効果もアップ(衛生面でも安心)
と、手洗いでは難しいレベルの「スッキリ感」が手に入ります。
パナソニック食洗機 NP-TZ500とNP-TH5の違うところ
パナソニック食洗機 NP-TZ500とNP-TH5の大きく違う点は
液体洗剤の自動投入機能がついているかどうかです。
他にも細かく違いがありますので、詳しく解説していきます。
液体洗剤自動投入機能の違い
NP-TZ500には、液体洗剤を自動で投入してくれる便利な機能が搭載されています。洗剤は1回の補充でなんと約30回分も使えるので、毎回洗剤を計って入れる手間がありません。
さらに、汚れの量に応じて洗剤の量を自動で調整してくれるので、ムダなく・しっかり洗浄してくれます。
洗剤の残量が少なくなった場合も安心。残り約5回分になると、自動で補充のお知らせをしてくれるので、うっかり切らしてしまう心配もありません。
「毎回の洗剤投入が面倒…」「もっとラクに使いたい」という方には、
この機能があるNP-TZ500がおすすめです。
カラー展開・操作パネルの違い
カラー展開にも違いがあります。
- NP-TZ500は、ホワイトとシルバーの2色。
シルバーは本体全体がシルバーカラーで、スタイリッシュな印象です。 - NP-TH5は、ホワイトとライトシルバーの2色。
ライトシルバーは前面の窓部分だけがシルバーで、
本体はホワイトのツートーンデザインです。
デザインの好みやキッチンの雰囲気に合わせて選びましょう。
操作部のデザインも異なります。
見た目や操作感にこだわりたい方は、この点もチェックしておくとよいでしょう。
電源を入れたときだけ、静電タッチ操作部が浮かび上がります。
引用元:https://panasonic.jp/dish/debut.html#04
コースの違い
NP-TZ500とNP-TH5では、洗浄コースの選び方や乾燥後の機能にも違いがあります。
乾燥運転後は、「ナノイーX送風」や「ドライキープ」のご使用をおすすめします。
引用元https://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/detail/a_id/19627/~/%E3%80%90%E5%8D%93%E4%B8%8A%E5%9E%8B%E3%80%91%E3%83%8A%E3%83%8E%E3%82%A4%E3%83%BCx%E9%80%81%E9%A2%A8%EF%BC%8F%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%97%E3%81%AE%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E6%96%B9%E6%B3%95%E3%81%AF
送風と停止を繰り返し、乾燥効果を高め、庫内の水滴残りやにおいのこもりを緩和します。機種によって、搭載されている機能が異なります。
●ドライキープ
洗浄~乾燥後、約2時間働きます。
乾燥のみの場合は設定できません。
●ナノイーX送風
「ナノイーX」を含んだ風を庫内へ送風します。
庫内の菌を抑制し庫内の食器を清潔に保ちます。
洗浄~乾燥後または乾燥後、24時間働きます。
洗浄のみの場合は働きません。
また、乾燥のみコースに関しては、設定できる時間に差があります。
- NP-TZ500:60分・90分の2段階
- NP-TH5 :30分・45分・60分の乾燥時間が選べるので、
「ちょっとだけ乾燥したい」ときにも便利です。
予約機能の違い
NP-TZ500もNP-TH5も、予約運転機能を搭載しています。
あらかじめ食器をセットしてコースを選び、指定した時間に運転をスタートできるので、
- 夜中や外出中に運転したい
- 音が気になる時間帯を避けたい
- 忘れずに自動でスタートさせたい
といった場面でとても便利です。
ただし、時間が経つと汚れが落ちにくくなるため、
あらかじめ軽く水につけてから入れておくとよいです。
予約設定の幅には違いがあります
機種 | 予約設定可能な時間 |
---|---|
NP-TZ500 | 1〜8時間まで1時間刻みで設定可能 |
NP-TH5 | 4時間後に固定で予約スタート |
より細かく時間を指定したい方には、NP-TZ500がおすすめです。
価格の違い
NP-TZ500は、NP-TH5に比べて上位モデルにあたるため、
機能が充実している分、価格もやや高めです。
- NP-TZ500:約105,000円〜
- NP-TH5:約89,000円〜
(※2025年4月現在の市場価格)
おおよそ1万5,000円ほどの差がありますが、
タッチパネル・洗剤の自動投入・ナノイーXなどの機能が必要かどうかで、
選び方も変わってきます。
「高機能・快適重視」ならNP-TZ500、
「価格を抑えて必要十分な機能でOK」ならNP-TH5がおすすめです。
まとめ:機能重視ならNP-TZ500・コスパ重視ならNP-TH5
パナソニック食洗機 NP-TZ500とNP-TH5の違いを詳しく解説しました。
- 毎回洗剤を計って入れるのが面倒 → 洗剤の自動投入機能が欲しい方
- 「今日はどのコース?」と悩みたくない → おまかせで自動運転したい方
- 除菌やニオイ対策にもこだわりたい → ナノイーX送風で清潔に保ちたい方
- キッチン家電の見た目にも妥協したくない → 高級感のあるデザインが好きな方
「機能も見た目も妥協したくない!」という方には、NP-TZ500がぴったりです。

- 洗剤は自分で入れたい派 → シンプル操作で十分な方
- 洗浄コースは自分で選んで使い分けたい → 自分でしっかり設定したい方
- 軽く乾燥できればOK → 30分など短時間乾燥を使いたい方
- できるだけコストを抑えて購入したい → コスパ重視の方
「余計な機能はなくてもOK、基本性能がしっかりしていれば十分」という方には、
NP-TH5がぴったりです。

給水方式 | 分岐水栓 |
入れられる食器 庫内容量 | 40点 50L |
電気代 ※1 | 約32円 |
使用水量 | 9.9 L |
サイズ | 550 × 344<579> × 598 mm |
AIエコナビ | ◯ |
80℃すすぎ 除菌 | ◯ |
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