シャープのホットクックと、
パナソニックのオートクッカー。
どちらも大人気の電気調理鍋ですが、いざ選ぶとなると
「結局なにが違うの?」
「私にはどっちが合っているの?」
と迷ってしまいますよね。
本記事では、そんな疑問を持つ方に向けて、
できることの違い・調理時間・電気代・お手入れのしやすさ など、
気になるポイントを分かりやすく比較していきます。
ホットクック愛用7年の筆者が、
毎日使う経験から見えてきた、
電気調理鍋を選ぶときに本当に確認しておきたいポイントを、
ホットクックとオートクッカーでわかりやすく比較していきます。
先に結論から。
- ホットクックは日常のごはん作りをラクにしたい人向け
- 電気代が安い
- お手入れがラク(ほぼ食洗機OK)
- 価格も安い
- 味噌汁・肉じゃが・無水調理が得意
- オートクッカーは柔らかい仕上がりと時短を求める人向け
- 圧力で時短
- 角煮・黒豆・煮魚が早い
- 強火炒めにも使える
- ただし重い・電気代は高め・食洗機NG
気になる電気代や調理時間なども具体的に比較していきます。
ホットクックとオートクッカー の違いを比較!
ホットクックとオートクッカーを以下の項目で比較します。
各項目を詳しく比較・解説していきます。
圧力調理
ホットクック(KN-HW24H)は 圧力鍋ではないため、圧力調理ができません。
じっくり火を通す調理が基本です。
一方、オートクッカー(NF-AC1000)は 最大2気圧の電気圧力鍋 で、
料理に応じて 高圧・中圧・低圧の3段階を自動で切り替えて 調理します。
- 高圧 → 黒豆・角煮・骨まで柔らかくする料理
- 中圧 → ビーフシチュー、大根
- 低圧 → 無水カレー・煮込み料理
このため、オートクッカーは硬い食材を短時間で柔らかくできるのが大きな強みです。
消費電力
消費電力は、オートクッカーがホットクックの約1.5倍の消費電力です。
オートクッカーは、圧力調理ができる・強火の炒め調理が可能なため、
消費電力が高めに設定されているようです。
調理にかかる時間と電気代
公式レシピブックに掲載されている、
ホットクックとオートクッカーの両方で作れる定番料理を中心に、
調理時間を比較してまとめ、予想される電気代をまとめました。

筆者もよくホットクックで作る料理ばかりです!
なお、表に記載している調理時間は、
すべて4人分の材料を入れた場合の目安時間です。
| 料理 | ホットクック (KN-HW24H) 時間 ※1/電気代 ※2 | オートクッカー (NF-AC1000) 時間 ※1/電気代 ※2 |
|---|---|---|
| 味噌汁 | 25分 / 約11円 | 30分/ 約20円 |
| ポトフ | 1時間/ 約25円 | 55分/約37円 |
| カレー (ルー使用) | 45分/ 約19円 | 35分/約24円 |
| 無水カレー | 1時間5分/約27円 | 40分/約27円 |
| 肉じゃが | 35分/ 約15円 | 40分/約27円 |
| さばの味噌煮 | 25分/ 約11円 | 20分/約14円 |
| かぼちゃ煮 | 20分/ 約9円 | 30分/約20円 |
| きんぴらごぼう | 35分/約15円 | 20分/約14円 |
| 黒豆 | 3時間/ 約75円 (280g) | 1時間20分/約54円 (200g) |
※2 1kwhあたり31円で計算
全体的に見ると、調理時間はオートクッカーのほうが早い料理が多いです。
圧力を使って一気に火を通すので、食材が柔らかく仕上がりやすいのが大きな特徴です。
ただその反面、オートクッカーはホットクックよりも消費電力が約1.5倍あるため、
電気代で比べると、ホットクックのほうが安く済む料理が多いという結果になっています。
とはいえ、黒豆のように時間がかかる料理では大きな差が出ます。
ホットクックだと 280gで約3時間かかるのに対し、オートクッカーは 200gで約1時間20分。
豆の量は違いますが、圧倒的にオートクッカーのほうが短時間で柔らかく仕上がることがわかります。
- 素材をとにかく柔らかくしたい/普段から圧力鍋を使っている人
→オートクッカーが便利 - 毎日の味噌汁・煮物など、普段の家庭料理が中心の人
→ホットクックのほうが使いやすく、電気代も抑えやすい
サイズ
- 大きさはほぼ同じ
- 重量が、オートクッカーのほうが約2kgほど重い
→出し入れは大変かもしれません・・・ - 調理容量は、2.4Lでどちらも同じですが
内鍋の大きさは、ホットクックのほうが大きい
満水容量とは、「鍋に水をいっぱいに入れたときの最大容量」のことです。
一般的な鍋にも使われる表記なので、
普段お使いの鍋が何リットルかを思い浮かべると、
どれくらいの量を調理できるのかイメージしやすくなります。

調理容量(実際に調理できる量)はどちらも2.4Lですが、
満水容量が大きいほど、具材を入れたときのゆとりが生まれたり、
吹きこぼれにくかったりするメリットがあります。
お手入れ方法
お手入れはホットクックのほうが◎
- ホットクック
- 内鍋以外は食洗機OK
- 部品がシンプルで洗いやすい
- オートクッカー
- 圧力調理のため分解して洗うものが多い
- 食洗機はNG

●お手入れに必要な物
・ふきん・スポンジ・台所用中性洗剤(洗剤の注意書きを確認する)●使えない物
・金属たわし、ナイロンたわしなど(研磨粒子部分で洗わない)
・べンジン、シンナー、磨き粉、漂白剤、洗剤用除菌アルコールなど●食器洗い乾燥機、食器乾燥機はご使用できません
引用元:パナソニック公式ページ オートクッカーのお手入れ方法は
価格
2025年11月時点では、
ホットクック KN-HW24H とオートクッカー NF-AC1000 には、
だいたい2万円ほどの価格差があります。
購入のタイミングやセールによって前後しますが、
ホットクックのほうが手に取りやすい価格になっていることが多いです。
まとめ:普段使いならホットクック!圧力調理ならオートクッカー!
シャープ ホットクックKN-HW24Hと
パナソニック オートクッカーNF-AC1000を比較しました。
自動調理鍋は、材料を入れてスイッチを押すだけで、
おいしい料理ができあがる本当に頼もしい存在です。
毎日のごはん作りがぐっとラクになり、
時間にも心にもゆとりが生まれます。
ぜひあなたの生活にぴったり合う一台を選んで、
タイパよく、栄養たっぷりのごはん作りを楽しんでください。
- 圧力調理
- ホットクック:できない✕
- オートクッカー:圧力調理可能◎
- 得意な料理
- ホットクック:味噌汁・煮物など日常料理
- オートクッカー:圧力で柔らかくしたい料理・炒め物
- サイズ:本体サイズはほぼ同じ。
重さはオートクッカーが約2kg重い - 消費電力
- オートクッカーはホットクックの約1.5倍
- 調理時間:
- ふだんのおかず → ホットクックのほうが効率的
- 柔らかく煮る料理 → オートクッカーが早い
- 電気代
- ホットクックのほうが安く済むことが多い
- お手入れ
- ホットクックのほうが簡単(食洗機OK)
- 価格
- ホットクックのほうが約2万円安い(2025年11月時点)
- ホットクックは日常のごはん作りをラクにしたい人向け
- 電気代が安い
- お手入れがラク(ほぼ食洗機OK)
- 価格も安い
- 味噌汁・肉じゃが・無水調理が得意
- オートクッカーは柔らかい仕上がりと時短を求める人向け
- 圧力で時短
- 角煮・黒豆・煮魚が圧倒的に早い
- 強火炒めにも使える
- ただし重い・電気代は高め・食洗機NG



コメント