洗濯機の上に衣類乾燥機を設置したいけれど、
「床から天井まで何センチあれば置けるの?」
と気になる方は多いのではないでしょうか。
実際に設置してみると、洗濯機の高さに加えて、
乾燥機の高さや専用ラック(スタンド)の高さも必要になり、
想像以上に全体の高さがかさみます。
この記事では,
我が家の実例をご紹介し、
洗濯機・乾燥機を縦置きする場合の、必要な高さの計算方法を詳しく解説します。
先に結論から。
洗濯機+乾燥機を縦置きする場合の必要高さ
- ステップ1:洗濯機の高さ+35cm
(縦型洗濯機は取り出しやすさのために余裕をとる) - ステップ2:乾燥機を選ぶ
(パナソニック/東芝/日立など) - ステップ3:選んだ乾燥機メーカーの専用ラックから、
ステップ1を満たす高さを選ぶ - ステップ4:必要な高さを計算する
必要な高さ=
ステップ3で決めたラック高さ + 乾燥機の高さ + 天井との最低クリアランス5cm
【我が家の実例】
- 洗濯機:SHARP製 縦型 8kg
- 乾燥機:パナソニック NH-D603(高さ 68cm)
- 専用スタンド:自立式 N-UF51(高さ設定 127cm)
この組み合わせで設置し、
我が家は、床から乾燥機上部まで198cmでした。
「我が家でも洗濯機の上に乾燥機を置けるのか?」
この記事を読めば、天井までの高さと必要なスペースが一目でわかります。
我が家にも置ける?洗濯機・乾燥機縦置きの高さ計算方法
洗濯機と乾燥機を縦置きする際に、事前に確認しておくべき
高さの計算方法を詳しく解説していきます。
4ステップで簡単に計算できるのでお試しくださいね。

ステップ1:洗濯機の高さを測り+35cmする
まずは、お使いの洗濯機の高さを測りましょう。
特に縦型洗濯機の場合は、上から洗濯物を取り出すためのスペースが必要になります。
目安として、洗濯機と乾燥機の間は35cmほど空けると取り出しやすく快適です。
ちなみに我が家では、実際に 洗濯機とスタンドの間を38cm 空けていますが、このくらいあるとストレスなく洗濯物を出し入れできます。

ステップ2:衣類乾燥機を選ぶ
次に、洗濯機の上に置く衣類乾燥機を選びましょう。
どのメーカーも70cm以内なので、
まだ決められない場合は70cmで計算しておくと安心です。
代表的な乾燥機の高さは以下のとおりです。
ステップ3:乾燥機専用スタンドの高さを決める
乾燥機を洗濯機の上に載せる場合は、各メーカーの専用スタンドを使うのがおすすめです。
理由はシンプルで、乾燥機は運転中に振動するため、
専用スタンドでネジ止めして固定するのが最も安全で安定するからです。
- ステップ1で計算した「洗濯機高さ+35cm」が確保できる高さを基準に、
専用スタンドの段階を選びます。 - メーカーごとにスタンドの型番や調整段階が異なるので、
以下の表から確認してください。
各メーカー代表的なスタンド高さ一覧
ステップ4:設置に必要な高さを計算する
最後に、実際にどれだけ天井の高さが必要かを計算します。
必要な高さ
=専用スタンドの高さ+乾燥機の高さ+乾燥機〜天井までの最低クリアランス5cm
クリアランスの注意点
- 乾燥機の上部には放熱スペースが必要なため、天井にピッタリつけることはできません。
- 各メーカーの取扱説明書でも、4.5〜5cmの隙間を確保するよう案内されています。
- 忘れやすい部分ですが、この数センチの余裕があるかどうかで、
設置できるかどうかが決まります。
【実例】我が家の組み合わせ例
参考までに、我が家の実際の組み合わせを具体的にご紹介します。
- 洗濯機:SHARP製 縦型 8kg
- 乾燥機:Panasonic NH-D603(高さ 68cm)
- 専用スタンド:自立式 N-UF51(高さ設定 127cm)
この組み合わせで設置し、我が家は、床から乾燥機上部まで198cmでした。
メーカー別|乾燥機スタンドの高さと天井クリアランスの目安
各メーカーによって、専用スタンドの高さ調整や、乾燥機〜天井までのクリアランスが
それぞれ異なります。
前章では代表的なスタンドやクリアランスで説明しましたが、
以下では、メーカー別に詳しく解説していきます。
メーカー別の詳細を知りたい方は、ぜひ読んでみてくださいね。
パナソニックの場合
専用スタンドの種類
前章では、代表的なパナソニック専用スタンド N-UF51 を例に解説しました。
実はパナソニックには、このほかにも複数のスタンドが用意されています。
洗濯機の上に設置できる専用スタンドは、次の4種類です。
- パナソニック製洗濯機に直付けできるタイプ:2種類
- 自立型スタンド:2種類
用途や設置環境に合わせて選ぶことができます。
別記事で、詳しく解説しているので気になる方はぜひ読んでくださいね。
乾燥機から天井までのクリアランス
パナソニック公式ページによると、乾燥機の上部には最低でも4.5cmの隙間(クリアランス)を
確保する必要があります。
これは、運転中に発生する熱を逃がすための放熱スペースであり、
天井にピッタリくっつけてしまうと故障やトラブルの原因になります。
設置する際は必ず、乾燥機の上から天井まで4.5cm以上の余裕があるか確認しておきましょう。
引用元:パナソニックNH-D603取扱説明書
日立の場合
専用スタンドの種類
日立の乾燥機を洗濯機の上に設置する場合、
前章で紹介した自立スタンド DES-N76のほかに、
- 洗濯機に直付けするタイプのスタンド
- 壁掛けタイプのスタンド
といった選択肢も用意されています。
それぞれの特徴や選び方については、別記事で詳しく解説しています。
乾燥機から天井までのクリアランス
日立の公式ページによると、
乾燥機の上部と天井の間には最低でも4.5cm以上の隙間を確保する必要があります。
設置前に必ず、乾燥機の上から天井まで4.5cm以上の余裕があるか確認しましょう。
※衣類乾燥機を設置の際は、本体は前面を開放して、背面や左右の壁、天井から4.5cm以上離してください。
引用元:日立公式ページ
東芝の場合
専用スタンドの種類
東芝の衣類乾燥機専用スタンドは、
前章で解説した 自立スタンド DS-72 のほかにも複数用意されています。
- 自立スタンド:2種類
- 東芝製洗濯機に直付けできるスタンド:1種類
用途や設置環境に合わせて選択できます。
詳しい特徴や比較については、別記事でまとめていますのでぜひご覧ください。
乾燥機から天井までのクリアランス
東芝公式ページによると、乾燥機上部〜天井までは最低でも5cm必要です。
設置の際は、必ず 乾燥機上部から5cm以上の余裕を確保できるかチェックしましょう。
(1)本体は背面や左右の壁、天井からできるだけ離して設置します。
・壁や天井から両側面、背面、上面は5cm以上、下面は15cm以上離して設置してください。・本体底部の排気口および排水口をふさがないようにしてください。
引用元:東芝公式ページ
・クローゼット(収納庫など)のように周囲が囲まれた場所には設置しないでください。
(乾燥性能が悪くなり故障の原因になります。)
まとめ:洗濯機・乾燥機の縦置き高さは4ステップで簡単計算!
洗濯機・乾燥機を縦置きする場合の、高さの計算方法を詳しく解説しました。
- ステップ1:洗濯機の高さ+35cm
(縦型洗濯機は取り出しやすさのために余裕をとる) - ステップ2:乾燥機を選ぶ
(パナソニック/東芝/日立など) - ステップ3:選んだ乾燥機メーカーの専用ラックから、
ステップ1を満たす高さを選ぶ - ステップ4:必要な高さを計算する
必要な高さ=
ステップ3で決めたラック高さ + 乾燥機の高さ + 天井との最低クリアランス5cm
我が家の場合、床から乾燥機上部までの寸法は、198cmです。

我が家の組み合わせ例:
- 洗濯機:SHARP製 縦型 8kg
- 乾燥機:Panasonic NH-D603(高さ 68cm)
- 専用スタンド:自立式 N-UF51(高さ設定 127cm)
この組み合わせで設置し、我が家は、床から乾燥機上部まで198cmでした。
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